国原譜
東京五輪の聖火がいよいよ日本に到着した…
東京五輪の聖火がいよいよ日本に到着した。26日には福島県から聖火リレーがスタートする。奈良県を走るのは来月12日と13日だが、サクラが開花しようというこの時期になっても盛り上がれない。
新型コロナウイルスの感染防止で既に福島など3県のリレーはセレモニーの無観客実施が決まっている。
東大寺などで予定される県内の祝賀行事はどうなるのか、沿道で応援できるのか、組織委員会が4日に出した方針では、決定が1週間前にずれ込む可能性もある。
前回の東京五輪で大和タイムス(現奈良新聞)が聖火リレーを報じた写真を見ると、トラックの荷台を観覧席にする人、屋根に上がって高見の見物を決め込む人など、沿道の熱気が伝わってくる。
果たして今回は…。SMSで動画を瞬時に共有できる時代だが、一生の思い出に、聖火ランナーをわが目で見たいと願う人は多いだろう。
今回五輪のトーチはサクラがモチーフだ。5枚の花びらから生まれた炎が一つにつながり、「希望の道」を照らすという。奈良県に向かって近付く炎が、災いを消し去ってくれると信じたい。(増)
新型コロナウイルスの感染防止で既に福島など3県のリレーはセレモニーの無観客実施が決まっている。
東大寺などで予定される県内の祝賀行事はどうなるのか、沿道で応援できるのか、組織委員会が4日に出した方針では、決定が1週間前にずれ込む可能性もある。
前回の東京五輪で大和タイムス(現奈良新聞)が聖火リレーを報じた写真を見ると、トラックの荷台を観覧席にする人、屋根に上がって高見の見物を決め込む人など、沿道の熱気が伝わってくる。
果たして今回は…。SMSで動画を瞬時に共有できる時代だが、一生の思い出に、聖火ランナーをわが目で見たいと願う人は多いだろう。
今回五輪のトーチはサクラがモチーフだ。5枚の花びらから生まれた炎が一つにつながり、「希望の道」を照らすという。奈良県に向かって近付く炎が、災いを消し去ってくれると信じたい。(増)