国原譜
「まるで音楽のライブのよう」。打楽器奏…
「まるで音楽のライブのよう」。打楽器奏者のスティ―ヴ・エトウさんは、東大寺二月堂修二会(お水取り)を初めて聴聞し衝撃を受けた。修二会に魅せられたエトウさんは、練行衆の世話役として毎年参籠を続ける。
修二会にはさまざまな「音」があふれる。1日6回の行で練行衆が唱える声明(節が付いたお経)は時によって長短、緩急の変化に富む。
特に観音菩薩の名を唱える「宝号」が印象的。「南無観南無観…」とリズムカルにコーラスのように唱えられ、思わず一緒に口ずさみたくなる。
神様を勧請するほら貝や鈴、鐘、太鼓。さらに練行衆が「差懸(さしかけ)」と呼ばれる履物を踏み鳴らす音なども含め、全てが宗教音楽の演出として効果的に使われている。
修二会を含む日本の宗教音楽には独特な「間」があり、西洋音楽のように五線譜で表せない。世界で活動するピアニストの川上ミネさんによると日本人が生まれ持ったものだという。
修二会はあす12日、籠たいまつが舞台に上がり、13日未明には若狭井から香水を汲む「水取り」の儀式が営まれる。(法)
修二会にはさまざまな「音」があふれる。1日6回の行で練行衆が唱える声明(節が付いたお経)は時によって長短、緩急の変化に富む。
特に観音菩薩の名を唱える「宝号」が印象的。「南無観南無観…」とリズムカルにコーラスのように唱えられ、思わず一緒に口ずさみたくなる。
神様を勧請するほら貝や鈴、鐘、太鼓。さらに練行衆が「差懸(さしかけ)」と呼ばれる履物を踏み鳴らす音なども含め、全てが宗教音楽の演出として効果的に使われている。
修二会を含む日本の宗教音楽には独特な「間」があり、西洋音楽のように五線譜で表せない。世界で活動するピアニストの川上ミネさんによると日本人が生まれ持ったものだという。
修二会はあす12日、籠たいまつが舞台に上がり、13日未明には若狭井から香水を汲む「水取り」の儀式が営まれる。(法)