国原譜
猛威を振るう新型コロナウイルスの名称が…
猛威を振るう新型コロナウイルスの名称が、WHO(世界保健機構)によって「COVID―19」(コビッド19)と決まった。
発生元の中国・武漢市の名前を使わないということだが、世界に拡散しているとはいえ、これほど一つの地域に患者や死者が集中している例も少ない。
武漢市や湖北省という地名が差別的に使われてはなるまい。中国人という理由だけで、観光地において飲食店の入店拒否、タクシーの乗車拒否などもあるという。
早く沈静化することを願うばかりだが、マスクやうがい、手洗いといった自衛しかない。感染を警戒して人混みの所に出掛けない人が増え、経済活動にも大きな影響が出始めている。
油断してはならないが、神経質になりすぎると何もできなくなる。毎年のインフルエンザの流行時にも、これほど大騒ぎになることはなかった。
ただ100年ほど前のスペイン風邪によって、世界で5千万人以上も亡くなり、日本でも39万人もの死者が出たことを忘れてはなるまい。当時は第一次大戦中のことであり、現代の医学の進歩を信じたい。(治)
発生元の中国・武漢市の名前を使わないということだが、世界に拡散しているとはいえ、これほど一つの地域に患者や死者が集中している例も少ない。
武漢市や湖北省という地名が差別的に使われてはなるまい。中国人という理由だけで、観光地において飲食店の入店拒否、タクシーの乗車拒否などもあるという。
早く沈静化することを願うばかりだが、マスクやうがい、手洗いといった自衛しかない。感染を警戒して人混みの所に出掛けない人が増え、経済活動にも大きな影響が出始めている。
油断してはならないが、神経質になりすぎると何もできなくなる。毎年のインフルエンザの流行時にも、これほど大騒ぎになることはなかった。
ただ100年ほど前のスペイン風邪によって、世界で5千万人以上も亡くなり、日本でも39万人もの死者が出たことを忘れてはなるまい。当時は第一次大戦中のことであり、現代の医学の進歩を信じたい。(治)