国原譜
10月に静岡県で開かれた全国理容競技大…
10月に静岡県で開かれた全国理容競技大会で、県内の理容師として初優勝した勝瀬拓也さんが、知事に報告をしたという記事があった。(12月17日付2面)。
31歳の勝瀬さんは、64人で争われた「メンズカット・パーマスタイル」の部門で栄光を手にした。大阪府内や県内の理容店で“修業”の後、昨年7月に奈良市内に自分の店舗を開業。独立から1年余りでの快挙だという。
関西では散髪屋さんと言うことも多いが、日常生活に欠かせない、誰もが行く場所の一つだろう。子どものころから御縁があれば、定期的に通うことになる。
昔、大阪府下に住んでいた時、小学生時代から通っていたお店は「スマート」といった。ご夫婦で営業されていたが、多忙期には、当時としては珍しい茶髪のお兄さんが助っ人として来ていた。
ご主人は、休日には絵筆を走らせ、静物画や風景画などを描いて店内に掲示されていた。髪を切ってもらいながら芸術の世界の一端に触れられる特別な空間であった。
最近では、カットのみで営業するお店も増えた。時間に追われる時代の縮図なのだろうか。(恵)
31歳の勝瀬さんは、64人で争われた「メンズカット・パーマスタイル」の部門で栄光を手にした。大阪府内や県内の理容店で“修業”の後、昨年7月に奈良市内に自分の店舗を開業。独立から1年余りでの快挙だという。
関西では散髪屋さんと言うことも多いが、日常生活に欠かせない、誰もが行く場所の一つだろう。子どものころから御縁があれば、定期的に通うことになる。
昔、大阪府下に住んでいた時、小学生時代から通っていたお店は「スマート」といった。ご夫婦で営業されていたが、多忙期には、当時としては珍しい茶髪のお兄さんが助っ人として来ていた。
ご主人は、休日には絵筆を走らせ、静物画や風景画などを描いて店内に掲示されていた。髪を切ってもらいながら芸術の世界の一端に触れられる特別な空間であった。
最近では、カットのみで営業するお店も増えた。時間に追われる時代の縮図なのだろうか。(恵)