国原譜

臨時国会が9日に閉幕した。「第200回…

 臨時国会が9日に閉幕した。「第200回」という大きな節目であったのに、季節はずれの「桜」の話題に明け暮れた。

 安倍首相がこの問題に大きく関わったとして、野党は結束してチームを作って追及したが、時間切れになってしまった。消化不良のまま、越年してしまうのだろうか。

 それ以上に「政治とカネ」を巡る問題で辞任した菅原一秀・前経済産業大臣と河井克行・前法務大臣が、説明責任を果たさぬまま、というのは無責任もはなはだしい。

 病気を理由に本会議も欠席したままなのに、もらえるものはもらえるというのは、国民には納得しがたい。仕事をしない議員には国に歳費を返上してもらいたい。

 不祥事があれば、こうした一部の国会議員は「逃げ道」を上手に作り、そこに逃げ込んでいる。時がたてば、国民の関心も薄れると思っているのだろう。

 「国のため、国民のために力を注ぐのが国会議員」というのは昔の話か。今年は、いろいろな議員が話題になったが、次の国政選挙ではきちんと仕事をする議員を選びたいもの。公約よりも議員の資質が大事に思える。(恵)

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