国原譜

12月1日から、改正道路交通法が施行さ…

 12月1日から、改正道路交通法が施行された。スマホなどを使用しながら車を走らせる「ながら運転」について、違反点数と反則金が大幅に引き上げられ、懲役刑も重くなった。

 運転中の通話や画面を注視する違反「携帯電話使用等(保持)」は、違反点数が1点から3点になった。「保持」の反則金も「普通車」が、6千円から3倍の1万8千円になり、新たに懲役刑も加えられた。

 ながら運転による死亡事故が相次ぎ、遺族らが厳罰化を求めていたものだが、遅ればせながら、ようやく一つ前に進んだ感じだ。運転手の良識に期待するのは、もはや困難な時代なのだろう。

 「ながら運転」をすれば、注意力が散漫になり、とっさの判断に遅れが生じ、ブレーキが間に合わず、事故につながる。加害者、被害者、多くの関係者の人生を狂わせることになる。

 いったんハンドルを握れば、前方だけでなく、四方に目を配り、周囲の歩行者、自転車、バイク、他車の動きに注意する、という運転の基本に立ち返ることが肝要だ。

 周囲への「思いやりの心」を持って、安全運転第一を心掛けたい。(恵)

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