国原譜

来年のえとである「子(ね=ねずみ)」の…

 来年のえとである「子(ね=ねずみ)」の大絵馬に掛け替えられるなど、県内の社寺も師走モードに入った。これからの日々が早い。

 今年の初めごろには「平成最後の」という言葉がよく使われたが、改元するや「令和」一色となり、昭和どころか、平成までも遠くになりそうな気配だ。

 祝賀ムードの一方で、予想を超える風水害に見舞われ、全国で大きな被害が出た。また京アニ事件や川崎市の児童殺傷事件、SNSがらみの犯罪が続出するなど不穏な幕開けでもある。

 まだ今年を振り返るには早すぎるが、令和の時代の先行きに、不安を覚える人も多かろう。それだけに今年を明るく締めたいものだ。

 師走の古都の風物詩ともなった「奈良マラソン」は10回目を迎える。平城遷都1300年を記念して第1回大会が開かれ、全国でも最上位クラスの人気を誇っている。

 世界遺産を駆け抜けるという魅力だけでなく、ランナーの皆さんを「もてなす」姿に感動するという声が多い。ボランティアや沿道で声援を送る人たちが、他府県の大会の比ではないという。今年もそうありたい。(治)

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