国原譜

インフルエンザが昨年より早く流行期入り…

 インフルエンザが昨年より早く流行期入りした。厚生労働省の直近の発表では、全国の定点当たりの患者報告数は1・84で流行レベルの1を突破。県は0・87だが、すでに学級閉鎖も発生している。

 流感ではなかったが、微熱の割に症状の重い風邪をひき数日ふせった。幸いかかりつけ医のおかげで周囲にうつさず回復できた。

 思い返せば軽度の病のみならず、今も身体に傷痕の残る幼年期のけがの数々は、町内の当時のかかりつけ医に治療してもらった。子供一人でも行ける精神的守り神でもあった。

 高齢化の進展とともに介護との連携を含め、気軽に病気への不安や健康状態の相談もできるかかりつけ医がさらに重要視されている。医療の効率化に伴う国の法改正を抜きにしても、個々の状態を丁寧に把握した上で対応してもらえる利点は大きい。

 その意味で自分に合ったかかりつけ医とは早めに巡り合い、長くつきあいたい。わが身をより広く、深く知ってもらうためだ。

 病気やけがを避け切るのは難しい。ただ身近に気安い頼れる専門家がいるだけで気持ちは不思議と落ち着く。(智)

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