国原譜

県内で発生した交通事故の年間死者数が過…

 県内で発生した交通事故の年間死者数が過去最少ペースで推移している。県警のまとめによると今月23日現在で31人、前年同期より8人少ない。

 記録が残る昭和22年以降、国内の交通死亡事故はマイカーの普及などとともに急増。県内でも同45年に死者数がピークの156人に達した。

 その後は減少傾向。昭和末から平成初期には再び状況が悪化、第二次交通戦争と呼ばれる時期もあったが、改善の取り組みが進み、全国の死者数は平成29年に最少記録を更新した。

 一方、県内はこの年、昭和25年の40人に並ぶところでとどまり、昨年は若者8人が死傷する大事故があるなど最終的に前年を5人上回った。

 平成を振り返ると、県内の交通死者数は22年と26、30年が45人で25年が42人、そして29年が40人となっており記録の壁が立ちはだかる。今年こそは現状の30人台維持を果たしたい。

 年末を控えて何かと気ぜわしい時期となるが、ハンドルを握る際はイライラせず、気を引き締めて安全運転を。事故防止の努力は自転車や歩行者も同じ。一人ひとりが命を大切にする心掛けを忘れずに。(松)

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