国原譜

「1週間以内に組織のトップ2人が辞任」…

 「1週間以内に組織のトップ2人が辞任」という異常事態。だが、緊迫感に乏しいのは、すぐに後任人事が決まるからだろうか。

 公選法違反疑惑で10月25日に更迭された菅原一秀・前経済産業相に続いて、河井克行法相が、妻(参院議員)の公選法違反疑惑や自身の贈答品疑惑で辞任に追い込まれた。

 法の番人が疑義をもたれることは、絶対あってはならないこと。2人の、法に対する認識の甘さには驚くが、それ以上に、どうして任命前に調査されなかったのだろうか。

 安倍首相は「任命したのは私だ。責任を痛感している。国民におわびする」と述べたが、こうも不祥事が続くと、空念仏のようにしか聞こえてこない。むなしさだけが漂ってくる。

 一方、県内では安堵町の増井敬史議員が、フェイスブックに韓国や在日韓国・朝鮮人を差別する内容の投稿をしていたことが31日までに分かった。ヘイト投稿の中身は、恥ずかしくてここでは書けない。

 同議員は、昨年1月にも差別的な投稿をして議員を辞職。今年4月に再選された。議員の質が問われる話ばかりで、ため息が出る。(恵)

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