歴史文化

第52回「日本の書展」開幕 3月30日まで奈良市で 至高の作品270点

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テープカットを行う吉川会長(中央)ら=26日、奈良市三条大路1の県コンベンションセンター

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 第52回「日本の書展」(奈良新聞社・公益財団法人全国書美術振興会主催、県コンベンションセンター共催、文化庁・県・県教育委員会・奈良市教育委員会後援、日本たばこ産業奈良支社・県信用金庫協会協賛、国営飛鳥歴史公園飛鳥管理センター協力)が26日、奈良市三条大路1丁目の県コンベンションセンターで始まった。30日まで。

 

 文化功労者や日本芸術院賞受賞作家ら日本の書壇を代表する書家と、県内外の第一線で活躍する作家の作品計約270点を展示する。特別展示として、同展を長年支えてきた現代書壇代表作家の故・森田彦七氏(日展特別会員、雪心会理事長、川西町出身)の遺墨作品を展示。また、毎年好評の県内市町村長の色紙も展示している。

 

 開会式で、奈良新聞社の田中篤則社長は「半世紀以上続けてこられたのは、出品者の熱意があっての賜物、力作ぞろいの日本の書を十分に堪能していただきたい」とあいさつ。

 

 出品者を代表して、日展特別会員で日本書芸院副理事長の吉川美恵子・青丹会会長が「日本を代表する作家の作品を間近で見られる貴重な機会。いにしえのことばを現代に蘇(よみがえ)らせる書の世界を感じ取ってほしい」と呼びかけた。 その後、仲川元庸奈良市長、吉川会長、同センターの武野正浩マネージャーらがテープカットを行った。

 

 京都府宇治市から訪れた女性(77)は「最近まで教えていただいていた森田先生の遺作を見に来た。優しい方で先生の行書も大好き」と亡き師を偲(しの)んだ。

 

 入場料は一般500円、学生(中学生以上)400円、70歳以上300円。開場は午前10時から午後6時(最終日は正午まで)。

 

 問い合わせは、奈良新聞社「日本の書展事務局」、電話0742(32)2115。

広々としたスペースでゆっくり鑑賞できる

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