古代と今つなぐ、交流を世界に 韓国の崔召東さんが奈良県明日香村で制作 彫刻を庁舎前に設置
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「クリエイティブ飛鳥・未来への風」実行委員会(脇田宗孝委員長)と奈良県明日香村(森川裕一村長)は、韓国の石彫作家・崔召東(チェソドン)さんが飛鳥石を加工して制作したモニュメントを明日香村新庁舎前に設置し8日、除幕式が行われた。
モニュメントは昨年、村で活動する作家の作品展「明日香の匠」展が第10回を迎えた記念で企画した「飛鳥アートヴィレッジ」の取り組みで崔さんが2週間、同村に滞在して石舞台古墳で公開制作を行った作品。飛鳥の歴史や文化をアートで表現しながら現代と古代をつなぐ交流の形を世界に広く発信するため庁舎前に設置が決まった。
除幕式には脇田委員長や森川村長らが参加。脇田委員長は「温故知新の魂を今に伝える作品。古代と今をつなぐ架け橋となれば」とあいさつ。森川村長は「百済とのつながりが表現された彫刻から飛鳥の歴史を感じてほしい」と話した。
また、第11回「明日香の匠」展は16日まで明日香村飛鳥の県立万葉文化館で開かれている。