教育

対話で学ぶ起業の心構え 学生が先輩起業家と交流 奈良カレッジズ連携推進センターが起業支援窓口イベント

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垣内さんのかき氷づくりを見学する参加学生=1月、奈良市芝辻町4のLABO103(日本政策金融公庫奈良支店国民生活事業提供)

 奈良国立大学機構・奈良カレッジズ連携推進センターの起業支援窓口オープニングイベントが、2024年12月から5回にわたり、奈良市北魚屋西町の奈良女子大学などで開かれた。県内学生が先輩起業家らとの対話や実習を通してアントレプレナーシップ(起業家精神)を学んだ。

 

 同機構は22年4月に法人統合した奈良女子大と奈良教育大が設立。教育研究のインフラを強化し、高等教育の新たな総合化を目指す「奈良カレッジズ構想」の推進機関として同センターを運営している。

 

 今回の講座は奈良女子大の卒業生を含む先輩起業家らが講師を担当。起業に必要な心構えやきっかけ、起業のメリット、デメリットなどを参加学生との対話を通して語った。

 

 このうち日本政策金融公庫奈良支店が協力したツアーはかき氷とスイーツの店「LABO103」(奈良市芝辻町)で1月に実施。同店を営む県出身の女性起業家、垣内祐紀子さんが商品づくりを交え、参加学生6人に講義を行った。

 

 垣内さんは、パティシエ時代の経験も踏まえ、単に売るだけてでなく、顧客を楽しませ、商品を製造販売できる環境を支えてくれている人々にも意識を向ける姿勢が売り上げに好循環を生むとし「周囲への感謝が成功への大切な要素」と呼びかけた。

 

 参加学生は起業のタイミングや創業時に大切なことなどを質問。「起業後も試行錯誤しながらチャレンジしていくことの重要性を感じた」「起業には自分のやりたいことを明確にすることが大事だと思った」などと感想を述べた。

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