社会

【新春随想】奈良県警本部長 宮西 健至 職員一丸で治安向上

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 謹んで新春のごあいさつを申し上げます。県民の皆さまには、平素から警察活動の各般にわたり、深いご理解と多大なるご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。また、地域の見守り活動を始めとした各種ボランティア活動等を通じて、県内の安全・安心の確保にご尽力いただいておりますことに対しまして、重ねて感謝申し上げます。

 

 さて、県内の犯罪情勢をみますと、特殊詐欺やSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺といった匿名・流動型犯罪グループによると思われる犯行が多発しています。昨年の特殊詐欺、SNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害額は、前年に比べて大幅に増加し、極めて憂慮すべき状況にあります。交通情勢につきましては、近年、交通人身事故が減少傾向にある中、高齢者の死亡事故、とりわけ徒歩での道路横断中の事故が多発しています。昨年、自転車の酒気帯び運転やいわゆる「ながらスマホ」に罰則が設けられましたが、自転車の交通ルールの遵守に向けた交通安全教育、悪質な違反に対する指導取締りといった諸対策を推進してまいります。

 

 県警察といたしましては、奈良県の治安向上に向けて、職員一丸となり、全力で取り組んでまいりますので、引き続き、皆さまのご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。

 

 結びに、本年が皆さま方にとりまして良き年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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