奈良市の小中学校全体育館の空調設備で市教委「早期の設置 努める」

奈良市内の小中学校体育館への空調設備設置について、市議会9月定例会で仲川元庸市長が2026年度まで予算繰り越しが可能な国の緊急防災・減債事業債の期間中に、市内42小学校、22中学校のすべてに「エアコン設置を目指したい」と述べたことを受け、12日の市議会観光文教委員会(塚本勝委員長)で、北村拓哉氏(共産党)が来年度の予算化の見通しなどをただした。市教委は「現在、他自治体の状況や設置後の運用方法など調査中。設置に関わるイニシャルコストの予算規模が大きく、導入方法や方式の選定など慎重に検討し、全体計画を示したうえで予算計上する必要がある」と述べた。