劇的サヨナラ Aゾーンはあやめ池リトルダンディーズV - 第39回奈良ちびっ子野球愛好会賞「会長杯」争奪ちびっ子野球大会
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第39回奈良ちびっ子野球愛好会賞「会長杯」争奪ちびっ子野球大会(奈良ちびっ子野球愛好会主催、同会主管、県スポーツ少年団、三和住宅、奈良新聞社など後援)第3日最終日は9月29日、奈良市柏木球技場で行われ、Aゾーンはあやめ池リトルダンディーズが優勝した。疋田エンゼルスと3勝1敗で並んだが得失点差で上回った。疋田は準優勝。Bゾーンはあやめ池ダンディーズジュニアが優勝。こちらも3勝1敗で疋田エンゼルスジュニアと並んだが得失点差で上回った。準優勝は疋田エンゼルスジュニア。
最優秀選手賞はAゾーンが寺井琉太(あやめ池リトルダンディーズ)、Bゾーンは山本侑(あやめ池ダンディーズジュニア)がそれぞれ獲得した。
【Aゾーン】
第1試合は疋田エンゼルスが辛くも7―6でこなべスポーツ少年団を下した。
疋田は初回、吉岡の先頭ソロホームランで1点先制。二回には1死二、三塁から西崎のタイムリーで2点。4―4の同点で迎えた最終回、松田のランニングホームランなどで3点を勝ち越して逃げ切った。
こなべは毎回しぶとく食い下がり、最終回には4―7から川辺のランニングホームランで1点差まで詰め寄ったが、あと一歩及ばず。
第2試合はあやめ池リトルダンディーズが11―0の三回コールドで疋田エンゼルスを退けた。あやめ池は初回、先頭の植原がランニングホームランで足場を作って、打者11人の切れ目のない攻撃で一挙7点を奪って主導権を握った。三回にも相手ミスを誘って4点を追加、試合を決定づけた。
疋田は最後まで相手投手を打ち崩せなかった。
第3試合はあやめ池リトルダンディーズが優勝への執念を見せ、粘り強い攻撃で10―9でこなべスポーツ少年団にサヨナラ勝ちした。
2点先制されたあやめ池は二回、連続四球の後、伊藤のタイムリーや村崎のスクイズなどで3―2と逆転。その後再逆転されて6―9で迎えた最終回、寺井の右前打を足がかりに無死一、三塁として伊藤のタイムリーで1点。なおも無死二、三塁から攻めたて飯田の内野ゴロがエラーを誘う間に2者が生還し9―9の同点に追いついた。さらに無死二、三塁として内野ゴロの間に三塁走者の飯田がサヨナラの本塁に滑り込んだ。
こなべはよく打ったが、要所でエラーが出たのが惜しかった。
【Bゾーン】
第1試合はあやめ池ダンディーズジュニアが7―5で疋田エンゼルスジュニアを振り切った。
あやめ池は5―5で迎えた三回に2点勝ち越して逃げ切った。
第2試合はあやめ池ダンディーズジュニアが8―3でこなべジュニアを下した。
あやめ池は初回に3点を先制して主導権を握り、二回には5点追加、投げては山本、田中湊の継投でこなべ打線をよく抑えた。
第3試合は疋田エンゼルスジュニアが10―8でこなべジュニアを退けた。
三回までシーソーゲームの互角の戦い。5―5の時間切れでプレーオフで決着がつけられ、疋田が5点を追加し、こなべは3点どまりとなった。
【Aゾーン】
▽第1試合
疋田エンゼルス 7
こなべスポーツ少年団 6
【疋】松田、渡辺―吉岡【こ】澤田明、田上―阪口
▽本塁打=吉岡、松田(疋)森本、川辺(こ)
▽第2試合
あやめ池リトルダンディーズ 11
疋田エンゼルス 0
(三回コールド)
【あ】尾形、出原―朝倉【疋】吉岡、渡辺、小田嶋―渡辺、吉岡
▽本塁打=植原(あ)
▽第3試合
こなべスポーツ少年団 9
あやめ池リトルダンディーズ 10
【こ】間路、阪口―田上【あ】尾形、朝倉、出原―朝倉、尾形、朝倉
▽本塁打=川辺(こ)尾形(あ)▽三塁打=藤森(こ)朝倉、伊藤(あ)▽二塁打=小倉2、阪口、藤森(こ)
【Bゾーン】
▽第1試合
あやめ池ダンディーズジュニア 7
疋田エンゼルスジュニア 5
(時間切れ)
【あ】島村、太田―兼平【疋】柴田、有山、渡辺―東田
▽二塁打=田中湊(あ)
▽第2試合
こなべジュニア 3
あやめ池ダンディーズジュニア 8
(時間切れ)
【こ】阪口、小林―西嶋【あ】山本、田中湊―兼平
▽第3試合
疋田エンゼルスジュニア 10
こなべジュニア 8
(三回時間切れ同点で四回はプレーオフ)
【疋】江頭―柴田【こ】門間、西山―小林
▽本塁打=野中、渡辺(疋)
▽二塁打=門間(こ)岩井(疋)
Aゾーン優勝のあやめ池リトルダンディーズ=同
同準優勝の疋田エンゼルス=同
Bゾーン優勝のあやめ池ダンディーズジュニア=同
同準優勝の疋田エンゼルスジュニア=同
2024年10月5日付・奈良新聞に掲載