「なら国際映画祭」が開幕 レッドカーペットに河瀬直美さん、奈良美智さん、寺島しのぶさんら
国内外の監督の作品を上映する「なら国際映画祭」(NPO法人なら国際映画祭主催)が20日夕、開幕し、奈良市登大路町の奈良公園バスターミナルで、オープニング式典が行われた。
式典に先立ち、奈良市出身の映画監督で、同映画祭エグゼクティブディレクターの河瀬直美さんや、インターナショナルコンペティション部門審査員の奈良美智さん、寺島しのぶさんら関係者が勢ぞろいし、次々にレッドカーペットを歩いた。
式典では河瀬さんが映画祭の開幕を宣言。主催するNPO法人なら国際映画祭の近藤誠一理事長は「真のダイアログ(対話)が必要な時代。催しを通して対話の重要性を感じてほしい」とあいさつした。
学生コンペ部門の審査委員長で、新たに同映画祭のアンバサダーに就任した俳優の三船美佳さんは、父敏郎さんらとともに世界各地の映画祭を巡った幼少期の思い出を披露し、「ここに集まられた皆さま、出演された方にとって特別な日になる」と述べた。
同映画祭は2010年から隔年で開催。8回目となる今回は「ダイアログ・ウィズ」をテーマに実施。23日までの4日間、同バスターミナルと市ならまちセンター(奈良市東寺林町)の2会場で、コンペ部門に出品された6作品や、学生コンペ部門の10作品、カンヌ映画祭招待作品など計約30作品を上映。1プログラム1千円で鑑賞できる。最終日にコンペ部門などのグランプリが発表される。