猛追退けた内田の粘投

　第26回三郷町スポーツ少年団親善招待野球大会(三郷町スポーツ少年団・少年野球部主催)の最終日は14日、三郷町中央公園グラウンドで準決勝以降の4試合を行い、決勝戦で田原本南リトルヤンキースが8―3で西大寺ドリームズを破り頂点に立った。

 

　初日のリーグ戦、2日目の決勝トーナメントの2回戦までを勝ち上がったのは田原本南リトルヤンキース、西大寺ドリームズ、斑鳩少年野球部、下田スポーツ少年団の4チーム。3位決定戦は、斑鳩少年野球部が下田スポーツ少年団に10―3で勝利した。

 

　大会は公式戦に出場する機会が少ない4年生以下の選手に試合を経験してもらおうと、毎年開催されている。

 

 

【決勝戦評】

 

　田原本南リトルヤンキースが8―3で西大寺ドリームズを下して優勝した。

 

　田原本南は初回、先頭の大北がピッチャー強襲打で出塁し二盗。続く野村の犠打が内野安打となり、二走・大北が好走塁を見せて先制のホームを踏んだ。さらに森田の左前打と敵失で二、三塁とし、1死から、内田の内野安打で野村が生還し2点をリードした。

 

　2―1となった二回には、2死二、三塁から森田が左中間へ3点本塁打を放ちリードを広げ、三回には3四球に敵失などを絡めて3点を加えて西大寺を突き放した。

 

　このリードを内田の粘り強い投球で守り切った。

 

　西大寺は二回に赤埴の左中間への本塁打で1点を返し、五回には2死から中井の中前打を足がかりに2点を返したが、反撃もここまでだった。

 

　田原本南の森田三輝主将は「最初は試合の流れをつかめなかったが、みんながよくつないで(打って)優勝できた。(本塁打は)バットの芯で捉えることができて気持ち良かった。全国大会の県ブロック予選で優勝して全国大会を目指したい」と抱負を語った。

 

 

▽決勝トーナメント1回戦

王寺コンドル・セ　7―5　河合フレンズ

田原本南リトルヤンキース　6―2　小泉ファイターズ

下田スポーツ少年団　7―1　大安寺アパッチライオンズ

三郷北イーグルス　6―4　王寺コンドル・パ

奈良信貴レッズ　11―11　三郷TFB

(抽選勝)

西大寺ドリームズ　10―5　陵西サンダース

御所リトルスラッガーズ　8―0　広陵連合

斑鳩少年野球部　7―6　鳥見ゼブラーズ

 

▽同2回戦

田原本南リトルヤンキース　4―0　王寺コンドル・セ

下田スポーツ少年団　6―5　三郷北イーグルス

西大寺ドリームズ　7―0　奈良信貴レッズ

斑鳩少年野球部　3―0　御所リトルスラッガーズ

 

▽同準決勝

下田スポーツ少年団　4―8　田原本南リトルヤンキース

(四回時間切れ)

西大寺ドリームズ　6―0　斑鳩少年野球部

(三回時間切れ)

 

▽3位決定戦

下田スポーツ少年団　3―10　斑鳩少年野球部

(三回時間切れ)

 

▽決勝

西大寺ドリームズ　3―8　田原本南リトルヤンキース

 

 

【3位決定戦・下田スポーツ少年団―斑鳩少年野球部】斑鳩は2回、林の左前適時打で柳谷が本塁に滑り込み6点目を挙げる=同

 

 

【3位決定戦・下田スポーツ少年団―斑鳩少年野球部】下田は初回、長谷川の左越え3ランで先制=同

 

 

優勝した田原本南リトルヤンキース＝同