2年連続の夢舞台で躍動 智弁学園ナインが甲子園練習 グラウンドの感触確認

第106回全国高校野球選手権大会(7日から17日間)の出場校による甲子園練習が2日、兵庫県西宮市の同球場で始まった。奈良県代表の智弁学園は同日午後3時40分から約20分間、選手らが甲子園球場の感触を確かめた。
智弁学園ナインは内野手、外野手、投手陣と個別にグラウンドへと飛び出し、主に守備練習を行った。小坂将商監督のノックを受けながら甲子園で躍動する選手たちの表情からは、真剣な面持ちの中に時折あふれ出すような笑顔が垣間見られた。
昨年に続き甲子園の土の上に立った知花琉綺亜主将は「夢の舞台での練習は楽しく、初めての時のようにわくわくした。1年間苦しいこともあったが、いろんな人の思いが詰まっている甲子園のグラウンドでプレーできるので、1球1球に対する思いを誰よりも持って試合に臨みたい」と抱負。「出場することが目標ではなく、日本一を取るためにここに来た」と力強い決意を口にした。
夏の全国選手権で甲子園練習が再開されるのは、2019年大会以来5年ぶり。新型コロナウイルスの影響で実施を見送ってきた。2日は智弁学園を含む26校が登場した。4日まで行われる。