少年の健全育成を 奈良県斑鳩町で「カンファレンス」

少年の非行防止と健全育成への知識を深める少年健全育成奈良県カンファレンス(県警、県少年補導員協会連合会、県防犯協会、県、県教育委員会主催)が28日、斑鳩町興留10丁目のいかるがホールで開かれた。県内各地の少年警察ボランティア(少年補導員)ら約380人が参加した。
少年補導員の取り組み功労者・団体の表彰に続き、県内で活躍する少年の紹介として、県立奈良商工高校和太鼓部が若さあふれる演奏を披露した。
県警職員による講習では、減少傾向にあった非行少年が2020年から再び緩やかに増加していると説明。23年の補導数は前年から633人増加して3371人となり「過去10年で最多の補導数で少年補導員が必要な現状」と解説した。
県少年警察大学生ボランティア「少年フォローズ奈POLI」の活動報告の他、スクールカウンセラーの安永智美さんが「出会いで未来が変わる・変えられる~救えたはずの命から託された願い~」と題して基調講演した。