きょう7月3日奈良県議会役員改選 自民会派の団結注目
奈良県議会(42人)は6月定例会最終日の3日に正副議長などの役員改選を行い、新しい議会運営体制を決める。県議会最大会派で単独過半数を持つ「自由民主党・無所属の会」(22人)では、これまでに議長選の有力候補として現議長の岩田国夫氏=7期目=と中野雅史氏=7期目=の名前が挙がっている。2日に議員総会を開いて対応を協議したもようで、動向が注目される。
昨年の役員改選は、4月にあった知事選と県議選で日本維新の会が躍進したことから、それまで会派分裂を繰り返してきた自民党会派が一つにまとまり、他の知事野党会派とも歩調を合わせ、いずれも自民党・無所属の会の岩田国夫議長と池田慎久副議長を誕生させた。
今回、議長選には岩田氏と中野氏の名前が挙がっており、それぞれを推すグループが存在。岩田氏は改選前も含め、2期連続で議長を務めており、一部で反発があったとみられる。
昨年の役員改選で自民党会派と協調した公明党(3人)、新政なら(2人)は、今回の役選について「自民党の動き次第」としており、知事与党の日本維新の会(13人)は独自に候補を立てる方針。
自民党総裁選後の衆院解散もささやかれる中、自民党会派が一致団結できるのかが注目点となる。