反社会的勢力へ対処を 暴力団等排除対策協議会が研修会

奈良県信用保証協会(松谷幸和会長)の暴力団等排除対策協議会の研修会と総会が9日、奈良市法蓮町の同協会で開かれた。会員や警察関係者合わせて約30人が参加した。
同協議会は2001年5月に同協会と県警本部の2者で発足。反社会的勢力の介入や妨害事案に迅速に対処し、融資制度から暴力団などを排除しようと活動している。
研修会では、県警組織犯罪対策課の城内和久課長補佐が「暴力団情勢について」をテーマに講演。暴力団対策の基本や資金事情について解説した後、暴力団の抗争に巻き込まれて家族を失った被害者家族の手記を読み上げ、「巻き込まれそうになったらすぐに警察に連絡してほしい」と参加者に呼びかけた。
その後の総会では、松谷会長が「われわれができることは限られるが、暴力団の排除に向けて引き続き取り組みたい」とあいさつ。
同協議会顧問を務める県暴力団追放県民センターの北出秀徳事務局長は「大阪などでは現在も暴力団同士の縄張り争いが続いている。それらの勢力が金を目的に奈良に進出してくるかもしれない。他人事とは捉えず、『三ない運動+1』に取り組んでいこう」と力を込めた。