奈良県上北山村長選 山室氏が出馬表明、3選目指し決意語る
任期満了(12月22日)に伴い、12月3日告示、同8日投開票の日程で行われる奈良県上北山村長選挙に向けて、現職の山室潔氏(72)=無所属=は10日、村議会6月定例会の一般質問に答え、3期目を目指して立候補する意思を表明した。同選挙の出馬表明は初めて。
小松広一議員(69)=同=が、公設温泉ホテル再生(2020年)や和佐又ヒュッテ建て替え(2023年)などの観光振興を評価して進退を問い、山室氏は「小さな山村を取り巻く状況はますます厳しい。もうひとふんばりして村政発展に尽くしたい」と答えた。
記者会見で山室氏は、強じんな国道169号の整備促進▽雇用機会の確保▽地域資源を生かした青少年教育プログラムを村内外に展開▽森林整備など―の継続を掲げ、「地域の永続を見据え、村民が誇りを持って住み続けられる地域づくりに取り組む」と話した。
山室氏は1952(昭和27)年、同村生まれ。県立奈良工業高校を卒業し建設業。2003年から村議を1期務めた。新人2人が争った2016年の村長選で初当選。国道169号改良促進3村協議会長。同村河合。