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「雑記帳の集い」奈良県橿原市で総会 高齢化で運営見直し、新体制で再出発へ

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運営体制を大幅に改め、会の名称も変更することを決めた「雑記帳の集い」の2024年度総会=24日、橿原市久米町の橿原オークホテル

 奈良新聞暮らし面の読者投稿欄「雑記帳」の女性の投稿者と愛読者の有志でつくる「雑記帳の集い」(弓場清子会長、32人)は24日、奈良県橿原市久米町の橿原オークホテルで2024年度の総会を開いた。会員の高齢化と減少で従来通りの活動を続けることは困難とし、運営体制や活動内容を大幅に見直し、会の名称も「雑記帳の集いサロン」に変更することを決めた。

 

 コロナ禍の影響で総会の対面開催は5年ぶり。委任状を含め会員約30人と奈良新聞社から辻恵介・雑記帳担当デスクらが出席した。

 

 物故会員に黙とうを捧げた後、弓場会長が「会員の高齢化が進んで例会の出席者が少なくなり、会の今後に心を痛めている」とあいさつ、出席者の意見を求めた。

 

 2023年度の事業・会計報告を承認後、今後の運営について議論。解散ではなく無理のない運営体制での存続を望む声が相次ぎ、従来の役員制度や会費制度は廃止し、会員同士が緩やかにつながる新体制で再出発することを決めた。7月中旬に新体制での初会合を開く。

 

 第42号(2022年5月発行)を最後に休刊中の会員文集「雑記帳」については今後検討。新会員の募集は続ける。

 

 「雑記帳の集い」は「ペンを通じて会員の親睦と教養を高め、家庭と社会の向上に努める」を目的に1980(昭和55)年に発足。多い時で100人を超える会員がいた。

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