吉田 弘明候補(63)=無元= 企業立地の推進に力 - 奈良県香芝市長選挙 候補者第一声
奈良県香芝市長選は12日に告示。立候補を届け出た現職、元職、新人の計4人は、それぞれに第一声で政策を訴え、舌戦がスタートした。
吉田陣営は午前9時半から、香芝市下田西1丁目の近鉄下田駅前で出発式。支持者ら約100人(陣営発表)が応援に駆けつけた。
吉田候補は、学校統廃合について「子育て世代が市を離れてしまうことで、企業が撤退して経済に大きな影響を与える。災害時の避難場所も失う」と反対の姿勢を示し、「子育て世代をしっかり支援していくことで、高齢者や障害者、生活弱者らを支える体制を整えていく」と強調。保育園や幼稚園の負担無償化や学校給食の無償化、大学の奨学金返済免除などを公約として掲げた。
地場産業については「世界に通じる技術を持っている人がたくさんいる。魅力ある商材の開発、起業や次世代の人材育成を支援していく」と話し、国道165号と168号線の4車線化、土地利用の規制緩和などを進め、「企業立地の推進に力を入れ、市の経済力を確実に上げていく。持続可能な街として、市民の皆さまとともに発展させていきたい」と呼びかけた。