奈良県大和郡山市「治道地区」の魅力知って 4月21日、イベント「ポツンとフェス治道」初開催 地元のイチゴとトマト農家が直売所
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奈良県大和郡山市の東端にある「治道地区」を知ってもらおうと、同市横田町の市立治道小学校で21日、地元住民らが地域おこしのイベント「ポツンとフェス治道」を初開催する。飲食やメダカ、クラフトなど多彩な56店舗が並ぶほか、地元のイチゴとトマト農家7軒が各家で直売所を開く。
3月末現在の地区の人口は2168人。高齢化率は46.3%と市内で最も高い。同地区社会福祉協議会は、若い人に地域への関心を持ってもらおうと2021年11月、30~50歳代の住民を集めて地区懇談会を開催。地域の未来を話し合い、活性化に向けた課題を共有した。これをきっかけに30~40歳代の住民5人が実行委員会を立ち上げ、課題解決の第一歩としてイベントを企画した。
当日はダンスイベントなども開催。県立商業高校の生徒が作成した直売所マップを配布する。同実行委員会の茂谷昌孝さん(46)は「まずは治道地区を知ってほしい。外部の人と交流する中で地域発展のアイデアが出てくれば」と話す。
午前11時から午後4時開催。駐車場あり。