個人対抗試合四段の部 奈良の北川が頂点 - 第32回大和郡山市お城まつり居合道大会
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第32回大和郡山市お城まつり居合道大会が14日、金魚スクエア(大和郡山市多目的体育館)で、近畿圏を中心に、四国、中部地方などから約450人が参加して開かれた。コロナ禍で5年ぶりの開催。大会は演武と個人対抗試合で争われ、七段演武選考でブライヤー・ボウ(京都)が最優秀賞に輝いた。段外の部の最優秀賞は福永遥(京橘大)が頂点に立った。
個人対抗試合は初段から六段に分かれて演武選考を行い、ベスト8がトーナメント形式の個人対抗戦に進出。個人対抗試合初段(一般)の部で林良樹(岐阜)が優勝、同四段の部で北川直也(奈良)が頂点に立った。
北川は京都大時代に居合道を始め、就職で奈良に移り住み、大和郡山市剣道連盟居合道部に所属。現在は京都府在住だが、今も同連盟で活動を続けている。居合道に取り組んで9年目。今回の結果に北川は「思い通りの演武だった」と振り返った。
居合道は、模擬刀を使って抜刀(ばっとう)の一瞬に、技の正確さ、礼儀、心構えなど心身の鍛錬を行い、より良い人間関係を築く武道で、刀を抜かずして争いを治める術を求める。約450年の歴史を持つ。
▽七段の部最優秀演武賞
ブライアン・ボウ(京都)
▽同最優秀演武賞
石橋剛(京都)、松野秀樹(同)、盆子原稔博(兵庫)、柴田勝己(大阪)
▽段外の部優秀演武賞
福永遥(京橘大)
▽同優秀演武賞
明石硫晟(三重)、奥上天喜(和歌山)、中川蓮太(岐阜)、黄武駿(兵庫)
▽同敢闘賞
大森太陽(三重)
▽個人対抗優勝試合初段(一般)の部
(1)林良樹(岐阜)
(2)宮田(同)
(3)田上(愛知)、児玉(大阪)
▽同初段(大学)の部
(1)木村朱里(同志社大)
(2)野田(同)
(3)山本(京都大)、平元(同)
▽同二段(一般)の部
(1)殷厚璞(京都)
(2)武士俣(同)
(3)山田(和歌山)、田辺(大阪)
▽同二段(大学)の部
(1)鈴木衿佳(京都大)
(2)坂本(同)
(3)辻(近畿大)、突田(京都大)
▽同三段の部
(1)上田将之(愛知)
(2)中小路(京都)
(3)野坂(滋賀)、落合(兵庫)
▽同四段の部
(1)北川直也(奈良)
(2)河井(大阪)
(3)重畠(京都)、平賀(岐阜)
▽同五段の部
(1)岡鷹亮(大阪)
(2)舟津(京都)
(3)藤田(三重)、東野(大阪)
▽同六段の部
(1)中川朋彦(兵庫)
(2)鎌石(滋賀)
(3)永井(大阪)、中川(滋賀)
▽優秀演武賞(ベスト8)初段(一般)の部
(5)小林(京都)
(6)笹尾(三重)
(7)横山(滋賀)
(8)田上(愛知)
▽同初段(大学)の部
(5)仙波(立命館大)
(6)田辺(京橘大)
(7)ディン・ヒュンヴィ(京産大)
(8)杉浦(京都大)
▽同二段(一般)の部
(5)鴻野(大阪)
(6)山崎(長野)
(7)桜井(滋賀)
(8)郷司(三重)
▽同二段(大学)の部
(5)門(同志社大)
(6)安田(同)
(7)儘田(同)
(8)山室(同)
▽同三段の部
(5)藤沢(岐阜)
(6)戸川(京都)
(7)山下(大阪)
(8)高野(京都)
▽同四段の部
(5)瀧川(大阪)
(6)勝田(同)
(7)池上(京都)
(8)宮武(滋賀)
▽同五段の部
(5)山口(京都)
(6)辻(三重)
(7)アンドリュー・ブレイカー(大阪)
(8)長谷川(福井)
▽同六段の部
(5)大仲(京都)
(6)山本(和歌山)
(7)村上(京都)
(8)千葉(茨城)
2024年4月17日付・奈良新聞に掲載