打線好調なこなべが連勝 - 第39回奈良新聞社賞「若鹿杯」争奪ちびっ子野球大会
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第39回奈良新聞社賞「若鹿杯」争奪ちびっ子野球大会(奈良新聞社主催、奈良ちびっ子野球愛好会主管、奈良県・市スポーツ少年団など後援)は7日、奈良市杏町の南部球技場で開幕。リーグ戦3試合が行われ、こなべスポーツ少年団が2勝0敗で好スタートを切った。
第1試合はこなべスポーツ少年団が7―0の三回コールドであやめ池リトルダンディーズを下した。
こなべは初回、無死一、二塁から阪口が右越えのランニングホームランで3点先制して勢いをつけ、二回には連続四死球で走者をためて阪口、藤森、小倉の3連続タイムリーで4点を追加、試合を決定づけた。
あやめ池は最後まで相手投手を捉えきれなかった。
第2試合はこなべスポーツ少年団が11―5で疋田エンゼルスを振り切った。
こなべは初回、無死二塁から阪口の適時三塁打を口火に藤森、小倉のランニングホームランを含む5連続安打で一挙5点を奪って主導権を握り、二回にも阪口のランニングホームランから4連続安打で3点、四回にも3点を加えリードした。
疋田は初回、相手投手の不安定な立ち上がりをうまく攻め3点を返し、その後も粘り強く詰め寄ったが、相手の大量得点の前に詰め切れなかった。
第3試合はあやめ池リトルダンディーズが12―5の三回コールドで疋田エンゼルスを退けた。
あやめ池は初回、相手投手の不安定な立ち上がりから四球を選んで走者をため、敵失で先制、連続暴投でこの回4点を挙げた。二回には朝倉のランニングホームランを含む打者12人で大量7点を追加した。
疋田は三回、山本の右前打を足がかりに渡辺の左越えランニングホームランなどで5点を返して反撃したが、大量点を前に涙をのんだ。
開会式では、昨年優勝のあやめ池リトルダンディーズが優勝杯を返還。奈良新聞社の和田達生DX推進室長が「若鹿のようなはつらつとしたプレーを期待するとともに今年も紙面を通じて選手の活躍を報道します」とあいさつ。小林茂樹大会委員長は「けがをしないようにウオーミングアップをしっかりし、優勝を目指して頑張ってほしい」と激励した。
選手宣誓は、こなべスポーツ少年団の阪口陽紀主将が「野球ができることに感謝し、一球一球を大切に、正々堂々と全力で戦い抜くことを誓います」と力強く宣誓した。
【あやめ池リトルダンディーズ―疋田エンゼルス】あやめ池は2回、無死満塁から伊藤が
走者一掃の適時二塁打を放つ=同
▽リーグ第1試合
あやめ池リトルダンディーズ 0―7 こなべスポーツ少年団
(三回コールド)
【あ】朝倉―尾形
【こ】阪口―小倉
▽本塁打=阪口(こ)
▽二塁打=藤森(こ)
▽同第2試合
こなべスポーツ少年団 11―5 疋田エンゼルス
(時間切れ)
【こ】川辺、間路、田上―阪口
【疋】松田、渡辺、松田―吉岡
▽本塁打=藤森、小倉、阪口(こ)
▽三塁打=阪口、森本、藤森、川辺(こ)
▽同第3試合
疋田エンゼルス 5―12 あやめ池リトルダンディーズ
(三回コールド)
【疋】小田嶋、渡辺―吉岡
【あ】出原―朝倉
▽本塁打=朝倉2(あ)渡辺(疋)
▽二塁打=伊藤(あ)
2024年4月13日付・奈良新聞に掲載