奈良県予算修正案を可決 知事が議決受け入れ 太陽光発電施設巡る条例改正は再議で廃案

奈良県議会(岩田国夫議長、43人)の2月定例会は25日再開し、2024年度一般会計当初予算案について、最大会派「自由民主党・無所属の会」が防災関連事業などの一部を変更する修正案を提出し、賛成多数で可決した。山下真知事が議会の議決に異議を唱える「再議」に付す可能性もあったが、「修正案が廃案となり、原案が否決されれば県民生活に甚大な影響を与える」として修正を受け入れた。一方、同会派が議員提案し、可決された太陽光発電施設設置にかかる条例改正案など2件について山下知事が再議に付し、規定の3分の2(29人)の賛同を得られず、廃案となった。