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清少納言の「推しの寺」 奈良県高取町の壷阪寺オリジナル切手を販売 四季を通じた魅力をデザイン

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常盤住職(右から2人目)にオリジナルフレーム切手を手渡す松田部会長=18日、高取町壷阪の壷阪寺

 日本郵便近畿支社(大阪市)は、オリジナルフレーム切手「西国三十三所観音霊場 第六番 清少納言ゆかりの寺 壷阪寺」を販売した。簡易郵便局を除く中和地域102の郵便局などで700シートを販売。きょう25日からは日本郵便のウェブサイト「郵便局のネットショップ」でも購入できる(要郵送料)。

 

 平安時代の女流作家、清少納言による随筆「枕草子」で「寺は壷坂、笠置、法輪。」と書かれた同寺。現代風でいう「推しの寺」として、当時の貴族や庶民の間で「壷坂観音詣で」が流行したとされている。

 

 フレーム切手は1シートが84円切手10枚で1330円(税込み)。本尊十一面千手観音菩薩像のほか、桜や新緑、紅葉、降雪の中でたたずむ大仏など、四季を通じた同寺の魅力が感じられるデザインとなっている。

 

 奈良県高取町壷阪の壷阪寺で18日、オリジナルフレーム切手の贈呈式があり、日本郵便近畿支社県中和地区連絡会御所・高市部会長の松田弥寿彦御所葛郵便局長が「寺の魅力をアピールし、町の観光振興に貢献できたら」とあいさつ。同寺の常盤勝範住職と喜多昭真執事にそれぞれシートを手渡した。

 

 常盤住職は「参詣できない全国の信者へのお知らせなど郵便には日頃からお世話になっている。加えてこのようなご縁をいただき、ありがたく思う」と感謝を述べた。

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