学び生かし社会貢献へ 2023年度ボーイスカウト最高位「富士スカウト章」に奈良県内から5人選出 受章者ら山下知事を表敬訪問
2023年度のボーイスカウト最高位「富士スカウト章」に、奈良県内から5人が選ばれた。受章者のうち4人と関係者らが26日、県庁の山下真知事を表敬訪問し、受章を報告した。
富士スカウト章は、中学3年の9月から高校卒業までの世代の「ベンチャースカウト」に、自分のため人のために、自身でプロジェクトを企画し実行したことに対して、ボーイスカウト日本連盟から与えられる。今年度は、全国のベンチャースカウト5352人から82人が受章(24年2月現在)。コロナ禍で対象年齢が引き上げられた。
受章者それぞれの取り組みは、24時間で県内の100キロウオークに挑戦、達成したり、南極観測船でも育てられる「カイワレ」を一カ月育て、緑が癒やしになり将来の食糧問題を考えるきっかけになると提案、など。
山下知事は「努力が認められ、県にとっても喜ばしい。この経験を社会のリーダーとして生かし、将来の活躍を楽しみにしている」と激励した。受章者を代表して、生駒第4団所属の大学2年生、岡村優真さん(20)は、「これまでの活動で学んだことを後輩へ伝え、経験を社会に生かすことで、県に貢献したい」と決意を語った。
2023年度富士スカウト章の県内受章者は次の通り。(敬称略)
岡村佑真(生駒第4団)▽中島弘太郎(高市第2団)▽渡邉東馬(奈良第18団)▽中西凰太(大和郡山第1団)▽中田望海(高市第1団)