三郷町長選、2新人が立候補 14年ぶり選挙戦突入
官製談合防止法違反(入札妨害)の罪で大阪地検特捜部に在宅起訴された森宏範前町長(64)の辞職に伴う奈良県三郷町長選は6日、告示された。いずれも新人で元大和郡山市議の尾口五三氏(73)=無所属=と元同町議の木谷慎一郎氏(48)=同=が立候補を届け出た。投開票は11日。
2010年以来14年ぶりとなる選挙戦は、新人同士の一騎打ちの構図となった。失墜した町政への住民の信頼をいかにして取り戻せるかが最も大きな争点。新たな町長には一から改革を断行する力強い実行力が求められる。
尾口氏は「不正のないガラス張りの町政づくり」を訴え、福祉や子育て応援などを重点施策に挙げる。
一方、木谷氏は「すこやか未来都市さんごう」をスローガンに、全住民が生涯活躍できる町づくりを掲げている。
両陣営はそれぞれ町内で出陣式などを行って気勢を挙げ、5日間の舌戦に突入した。投票は11日午前7時から午後8時まで、町内11投票所で行われ、午後9時から同町勢野西1丁目のスポーツセンター・アリーナで即日開票する。
2月1日現在の選挙人名簿登録者数は1万9069人(男8995人、女1万74人)。