御所市長選 現職が5選出馬なるか - 選挙展望
任期満了(6月15日)に伴う奈良県御所市長選は、現職4期目の東川裕氏(62)=無所属=が出馬について明言を避けており、対立候補も今のところ表立った動きはない。市庁舎の近鉄御所駅前移転・整備計画で市長と異なる意見を持つ市議らがどう動くかも焦点となる。
市議会の12月定例会で次期市長選の進退を問われた東川氏は、「目の前には重要な案件が山積。5選へのチャレンジについては今しばらく熟慮したい。今は残る任期を全うしたい」と答えるにとどめた。
東川氏は2008年、新人同士の一騎打ちを制し初当選。1期目から財政再建に取り組み、11年度決算で41年ぶりに一般会計の黒字化を達成して以来、12年連続黒字を継続。2期目から無風再選が続く。
同市は若者が流出し、少子高齢化が深刻。保育園・学校の適正化や市中心部の商業機能の確保などが課題。