経済

9月の奈良県景気動向指数、2カ月連続下落 景気判断は10カ月連続の「悪化」

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 奈良県が28日までに発表した9月の県景気動向指数(ならCI、2015年=100)は、景気にほぼ一致して動く一致指数が82・1で、前月を1・0ポイント下回り、2カ月連続の下落となった。景気判断は、景気後退の可能性が高いことを示す「悪化」とした。「悪化」は10カ月連続。

 

 一致指数でプラスに寄与したのは建築着工床面積、鉱工業生産指数、稼働率指数、日経商品指数(前)。マイナスに働いたのは有効求人倍率、有効求人充足率(逆)、実質百貨店・スーパー販売額だった。

 

 景気に数カ月先行して動く先行指数は前月を1・8ポイント上回る67・9で、2カ月ぶりの上昇。数カ月から半年遅れで動く遅行指数は92・1と前月を0・9ポイント下回り、5カ月連続の下落となった。また3カ月前と比較した景気の方向性を示す、ならDIの一致指数は57・1%。好不況の分かれ目となる50%を3カ月連続で上回った。

 

 CIは景気の強弱を定量的に把握しようとするもので、景気に敏感な複数の指標を合成して算出。景気変動の大きさやテンポ(量感)を示す。DIはCIと同じ指標のうち改善している指標の割合を示し、景気局面の判断や予測の材料となる。

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