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仏の名前1000体唱和、五体投地も1000回 - 東大寺仏名会

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額を畳につけて礼拝する僧侶たち=14日、奈良市雑司町の東大寺二月堂

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 奈良市雑司町の東大寺二月堂で14日、奈良時代に始まったと伝わる法会「仏名会(ぶつみょうえ)」が営まれた。「過去」「現在」「未来」の三世諸仏の仏名を唱えながら、「千反礼拝(せんべんらいはい)」を行い、その年の罪を懺悔(さんげ)し消滅させる。1年に千体ずつとして3年間で巡る。今年は「現在」の仏名が唱えられた。

 

 午前8時30分ごろ、薬師如来(過去)、釈迦如来(現在)、阿弥陀如来(未来)を主尊とするそれぞれ一千の仏像を描いた大きな掛け軸を3本掲げた二月堂の礼堂に橋村公英別当ら僧侶約14人が着座。先導役の導師10人がそれぞれ100体ずつ唱和した。全員で仏名を唱えるたびに両膝、両肘、額を畳につけて立ち上がる五体投地を繰り返した。末座の僧侶は香とサザンカの花をささげた。

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