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会計不正の見抜き方紹介 公認会計士の山添さんが決算書の点検方法解説 - 奈良新聞政経懇話会など合同例会

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会計不正を発見する方法を説明する山添さん=20日、奈良市三条本町のホテル日航奈良

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 奈良新聞政経懇話会・新生奈良研究会・阪奈政経文化懇話会・現代なら研究会・なら21くらぶの11月合同例会が20日、奈良市三条本町のホテル日航奈良で開かれた。公認会計士の山添清昭さんが「中小・中堅企業の決算書の仕組みと会計不正発見の仕方」と題して講演。各会員46人が参加した。

 

 山添氏は、有限責任監査法人「トーマツ」に長年勤務後、山添公認会計士事務所を開設し、公認会計士・税理士の業務を担当するとともに、山添会計コンサルタンツを設立し、会計・経営分野のコンサル業務を行っている。7月から本紙で「決算書の仕組みと読み方講座」(毎月最終金曜日掲載)を連載している。

 

 講演で山添氏は、会計不正(不正な財務報告)は「経営者や上位管理者による内部統制の枠外で引き起こされることが多い」と指摘し、不正の発生要因として「動機・プレッシャー(処遇への不満など)」「機会(不正を行おうとすれば可能な環境が存在する状態)」「姿勢正当化(不正を思いとどまらせるような倫理観・遵法精神の欠如)」を挙げた。

 

 会計不正を見抜くには「決算書の作成の流れを押さえることが重要」とし、決算書の仕組みと点検のポイントを紹介。会計不正を発見するには「不正の発生要因が存在しないか、(会計記録の矛盾など)不正の兆候や不正を示唆する状況が生じていないかをつかむことが重要」と語った。

 

 終了後、懇親会が開かれ、新生奈良研究会の森岡正宏氏(NPO法人きみかげの森理事長)の発声で乾杯し、参加者が親交を深めた。

森岡正宏氏の発声で乾杯した懇親会=20日、奈良市三条本町のホテル日航奈良

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