平群町と第一生命保険奈良支社が括連携協定 地域振興や町民サービス向上へ
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奈良県平群町は22日、第一生命保険奈良支社(品川賢太郎支社長)と、活力ある地域社会の形成や町民サービスの向上を図ることを目的とした包括連携協定を締結した。子育て支援・教育▽健康増進▽SDGs(持続可能な開発目標)―などに関する5項目で協働する。
本年度の具体的な活動としては、来年1〜2月ごろに同町立平群中学校で金融リテラシー教育を実施。同社が製作した、サイコロを使う「ライフサイクルゲーム」などを通じて生徒たちが同社社員から学ぶ。
また、8月29日には町内で「子どもサミット」を開催し、SDGsの取り組みの一環として町立の中学校1校と小学校3校の児童・生徒が作ったかるたで「かるた大会」を実施。同奈良支社が協賛金(8万円)を提供する。
同町吉新の町役場で行われた締結式では、西脇洋貴町長と品川支社長が協定書に署名。品川支社長は、岡弘明・同町教育長に協賛金目録を手渡した。
西脇町長は「今年4月から第6次総合計画(2032年度まで)がスタートしており、計画では民間企業などと協働していくまちづくりなども掲げている。町民の意識向上に向けて連携を強化していきたい」とあいさつ。
品川支社長は同社全体として、持続的な社会の実現に向けた取り組みを展開していることを紹介した上で、「平群町でも取り組んでいきたい」と話した。