葛城・高木包装と大阪・梅花女子大の学生が産学連携による商品開発、プレゼンテーション 滑り台や食べ物パズルなど
段ボールケース製造販売の高木包装(奈良県葛城市、高木美香社長)と梅花女子大学(大阪府茨木市、長澤修一学長)の産学連携による商品開発、プレゼンテーション発表会が7月25日、同大キャンパスで開かれた。
同大では2011年から、学生が主体的にアイデアを出し合って企業と共同で商品開発に取り組む産学連携プロジェクトを推進している。
今回のプロジェクトではテーマの企画立案、企画書作成、説得力あるプレゼン技術の習得など全15回の講義が行われた。最終日のこの日はこども教育学科の学生3グループが段ボールを使った新商品のプレゼンテーションを行った。
学生らは滑り台、シーソー、働く車の乗り物、食育にもなる食べ物パズルなど、枠にとらわれない自由な発想で商品企画を提案した。
2年生の川西美希さんは「普段何げなく目にしている段ボールがいろんな商品に変わる可能性を感じた」、宮本アオ菜さん(20)は「車椅子、松葉杖など医療用具などにも活用できると思った」と話した。
藤田佳久教授は「社会に出て考え行動する実践力と、自分の考えを発信する力を身に付けてほしい」とアドバイスした。
総評で同社の杉本智史企画営業所長は「どの案も使う側の視点で考えられている点が素晴らしい。新たな発見もたくさんあった」と評価した。