奈良県内で初めて鉄道が開通した町、王寺町の町地域交流センター(久度2丁目)で、30日から8月27日まで、鉄道・バス・旅をテーマに音楽、遊び、学びのイベントを催す「鉄バスフェス月間」(町観光協会主催)が始まる。8月26、27日はイベント盛りだくさんの「鉄バスフェスティバル」を開催。入場無料。これまで近鉄・JR・町が共同で開催していた鉄道フェスティバルに、今回、奈良交通が初参加。交通の要として町をアピールする。

　初日の30日は、元近鉄の名物広報マンで町観光・広報大使の福原稔浩さんによる「鉄バス」トークで開幕する。地元のジュニア楽団が「銀河鉄道999(スリーナイン)」など電車や旅の音楽を演奏。同日から先着400人の子どもにスタンプラリーのカードを配布する。8月26、27日は、Nゲージの子ども運転体験会▷子ども制服体験▷福原さんらの「鉄バス」トークショー▷鉄道写真展▷天平衣装などのファッションショー(27日のみ)―とともに、グッズ販売もある。

　他の催しは次の通り。8月12日=市民吹奏楽団のミニコンサート▷同20日=歴史ミニ講座「旧大阪鉄道亀瀬隧道(ずいどう)」(亀瀬トンネル)、鉄道現地講座「隧道を堀り歩いた松浦音五郎を追う」▷同22〜24日=「プラレール」で遊べる広場▷同27日=町の鉄道遺産を巡るウォークイベント(要予約300円)。

　詳しくは町観光協会ホームページを参照。問い合わせは町観光協会、電話0745(33)6668。ウォークイベントについては町ボランティアガイドの会、電話0745(27)4477。