国際観光日本レストラン協会主催の「おいしい夏休みを体験しよう!　2023年親子体験食味学習会」が17日、奈良県大和郡山市北郡山町のフレンチレストラン「Le　BENKEI(ル・ベンケイ)」(尾川卓司社長)で開かれた。

　食育を推進し、正しい食事マナーを身に付けてもらおうと毎年開催。小学生から大学生までの児童・生徒と保護者ら計40人が参加した。

　子どもたちは手始めにケーキ作りを体験。同店スタッフの指導を受けながら、海の日にちなんだ涼しげなフルーツや色鮮やかなゼリー、海の動物形のクッキーなどをスポンジ生地にのせてケーキを仕上げた。

　テーブルマナーの学習会はオーナーシェフの尾川欣司さんが講師となり、参加者はコース料理を味わいながら乾杯の仕方や会食のルールを楽しく学んだ。尾川さんは「幼少期に食べた食材はずっと食べられるものになる、子どもには多品目の食事を」と呼びかけた。糖度の高いトマトの見分け方など、食材の豆知識も披露した。

　奈良市から参加した小学5年生の酒井俐希さん(11)は「水に沈むトマトが甘いことを教えてもらって驚いた、家でもやってみたい」と話した。

　食味学習会は、8月まで同協会の各店舗で実施されている。問い合わせは同協会ウェブサイト、https://japan-restaurant.jp/