大和野菜の苗どうぞ 下市町民対象に配布、6月24日も 旧下市南小学校利活用プロジェクト推進で大阪企業

今年3月に閉校した奈良県下市町善城の旧町立下市南小学校で来年7月、直売所やレストランなどがオープンすることになり、地域の生産力を高めようと20日、町民対象の大和野菜の種・苗配布会があった。
衣服・雑貨小売業「パル」(大阪市中央区)が同小学校利活用プロジェクトを推進している。同社下市プロジェクトの平野孝嘉さん(48)は「地域の皆さんに協力してもらい、訪れた人が下市らしさを感じられる場所にしたい」と、まずは大和野菜に着目した。
この日は希望した16組にひもとうがらしの苗や大和まな、大和三尺きゅうりなど5種類の種と苗を配布した。説明会もあり、県南部農林振興事務所農業振興課の職員が夏から秋にかけての栽培のこつを具体的に助言した。
家庭菜園で収穫した野菜を地元の朝市にも出荷している杉谷美紀さん(69)は「紫トウガラシやまなは初めて植えるので作ってみないと分からない。家の食卓に出して反応を確かめてみたい」と話した。24日午前11時と午後2時からも配布説明会を行う。
問い合わせは平野さん、電話080(7650)3923。