奈良市内4園の保育園で食中毒 症状は軽く全員回復
奈良市は15日、13日に市内の保育園など4園で給食を食べた園児43人に、口の周りや背中、頭、腹部などに発疹が見られたとの報告があったと発表した。納入したのは同一業者で、食材のうちサバから発疹などの症状が出る濃度のヒスタミンが検出されたという。症状は軽く、入院した人はいない。発症後間もなく全員が回復したという。市保健所は同物質による食中毒と断定した。
提供されたのはサバの塩焼きで、食べたのは4園を合わせて274人(うち園児は265人)。43人の園ごとの内訳は、伏見保育園17人▷朱雀こども園16人▷高円こども園9人▷柳生こども園1人―。
4園は14日から自主的に給食を中止。市保健所は納入業者や調理従事者らに対し、衛生管理、温度管理の徹底を指導した。