奈良県内大学生就職内定率 96.7%、2期連続増 前年同期比0.9ポイント増 コロナ禍の影響緩和
奈良労働局はこのほど、今年3月に卒業した大学生などの就職内定状況(3月末)を取りまとめ、公表した。大学生の内定率は96.7%で、前年同期比0.9ポイント増加した。増加は2期連続。同内定率は2003年以降で2番目に高く、コロナ禍以降では最も高い水準となった。同局は、コロナ禍の影響緩和や若年者の人手不足が背景にあるとみている。
男女別では、男子が1.5ポイント増の96.3%、女子が0.5ポイント増の97.2%。
短期大学の内定率は89.4%で、0.8ポイントの減少。男子が5.5ポイント増の94.1%、女子が1.7ポイント減の88.8%。
高専の内定率は100.0%で、1.2ポイントの増加。男子、女子ともに100%で、女子は7.7ポイント増加した。
同調査は、同局管内の12大学・3短大・1高専が学生からの報告(3月末)などにより把握した内定状況を取りまとめた。