奈良信用金庫生駒支店でAED講習会

奈良信用金庫(奈良県大和郡山市、田村好美理事長)は5月25日、生駒市谷田町の生駒支店(山本博隆支店長)で、心停止を起こした人の救命処置に使う医療機器「AED(自動体外式除細動器)」の講習会を開いた。
同金庫は昨年9月、顧客からAEDについて尋ねられたことをきっかけに全15店舗(出張所を含む)へのAED設置を決定。3月末までに完了した。
講習会には、自治会や取引先などから12人が参加。ALSOK奈良支社の指導でAEDの使い方や心肺蘇生の流れなどを学んだ。
訓練を体験した参加者は「胸骨圧迫は想像よりも強い力が必要。万一への備えを学ぶ良い機会になった。いざというとき役立てたい」と話した。
同支店業務推進課の馬場圭峻課長は「講習会を通じてAEDの使用方法を広め、金融機関の枠を超えた地域貢献ができれば。今後もお客さま、地域の皆さまの声に応え、ホスピタリティーの精神で業務に当たりたい」と話した。