人気ゲームキャラクター「リュウ」銅像お披露目 橿原市観光交流センター前に、市民有志ら6人が寄贈
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ゲームソフト大手「カプコン」(大阪市)の世界的人気対戦型ゲーム「ストリートファイター」のキャラクター「リュウ」の銅像除幕式が27日、奈良県橿原市内膳町1丁目の近鉄大和八木駅南口の市観光交流センター「かしはらナビプラザ」前であった。市民らがスマートフォンなどを構える中、亀田忠彦市長と空手や柔道を習う市内の子どもら約20人が、銅像を覆う白い布につけられたひもを引っ張って像の設置を祝った。
銅像は台座を含め高さ約1・6メートル。右手を引いて左手を前にした闘争ポーズをとっており、「市のにぎわいづくりに役立ててほしい」と市民ら有志6人が市に寄贈した。
序幕式には有志6人も参加。冒頭、亀田市長はカプコンの創業者、辻本憲三会長が市出身であることや、同社と昨年8月に包括連携協定を締結したことを説明し、「これを契機にキャラクターを活用して市の情報発信をしっかりと行っていきたい」とあいさつした。次いで、有志を代表して市在住の会社役員、藤井紀幸さん(44)が「われわれは生まれ育った橿原市に何か恩返しできないかとの思いがあった。銅像が市活性化の足がかりになれば」と述べた。
今回の銅像設置を記念して市は同日から、かしはらナビプラザ2階イベントスペースで「ストリートファイター展」を開催。キャラクターグッズやパネルの展示のほか、「ストリートファイター」ゲーム体験ブースや等身大パネルと写真が撮れるスペースを設置している。6月18日まで。午前9時から午後7時まで。