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非行防止へ少年支援 大学生ボランティアが「奈POLI」登録

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少年非行防止などのボランティア活動に意欲を見せる大学生=21日、奈良市登大路町の県警本部

 奈良県警少年課は21日、本年度の県少年警察大学生ボランティア「少年フォローズ奈POLI(ナポリ)」の登録証交付式と研修会を、県警本部で行った。県内外の8大学13人が参加し、1年間の活動への意欲を高めた。

 

 同ボランティアは、県警の少年に対する各種活動を支援する目的で2004年にスタート。立ち直りを目指す少年の居場所づくりや学習支援、県警各署が展開する各種街頭啓発活動や非行防止教室への参加などを行う。本年度はこれまでに14大学32人がボランティア登録している。

 

 交付式では同課の中川克之課長が参加者一人一人に登録証を手渡した。中川課長は「非行への入り口となる行為が増加傾向にある。少年の非行防止、健全育成のために1年間頑張ってほしい」と呼びかけた。

 

 続く研修会では、少年非行の現状と同ボランティアの活動内容について県警職員が説明。参加者がそれぞれ、活動への抱負を発表した。同ボランティア参加3年目の帝塚山大学3年、鎌倉奈津子さん(20)は「子どもが犯罪に巻き込まれないために自分ができることをしたいと思い参加した。大学で学ぶ心理学を生かして取り組みたい」と話した。

 

 このあと、参加者ミーティングが行われ、本年度の啓発活動で使用する、アルバイト感覚で特殊詐欺などの犯罪に少年を加担させないキャッチフレーズをグループに分かれて協議。「闇バイト」の言葉を盛り込んだものが選ばれた。

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