社会
ボツワナ共和国駐日特命全権大使、奈良県知事を表敬
植物の研究を通じて奈良先端科学技術大学院大学と交流を持つボツワナ共和国のホツィレエネ・モラケ駐日特命全権大使が17日、奈良県庁を訪れて山下真知事を表敬。両地域の交流促進に向け、意見を交換した。
ホツィレエネ・モラケ大使はボツワナ共和国について、アフリカ南部に位置する内陸国で鉱物資源に恵まれている一方、乾燥した地域が広く農業振興が課題などと紹介。その上で、奈良先端大が同国の砂漠に自生するスイカを研究、乾燥に強い作物開発に取り組んでいると話し「同技術はボツワナの食糧問題の改善につながる可能性がある」と期待を寄せた。
奈良先端大が所在する生駒市で市長を務めた経歴もある山下知事は、研究成果に強い関心を示し「アフリカに対する日本企業の関心が高まっている。経済的な結びつきが進めば」。