社会

奈良クラブ選手らタケノコ掘り体験 「意外に難しい」

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竹林の環境保全でタケノコ掘りを体験する辰野優真君(右)と寺島選手=4日、奈良市歌姫町

◆環境市民団体が奈良の竹林保全

 

 奈良市歌姫町の竹林で4日、一帯の整備、保全活動を行う環境市民団体「歌姫のもり人会」(高橋清治会長、52人)のメンバーら約10人とサッカーJ3の奈良クラブの選手、スタッフ、同クラブのファンクラブ会員ら35人が参加して、タケノコ掘りが行われた。

 

 奈良クラブからは嫁阪翔太選手、寺島はるひ選手が参加。同クラブのファンクラブ会員らと共にくわを手に次々とタケノコを掘り出した。

 

 京都府から参加したファンクラブの辰野敏彦さん(42)は「気軽に出掛ける感じで、タケノコ掘りが体験できるのがいい」と言い、息子の優真君(8)は「初めてで、楽しい。20本は取りたい」と意気込んだ。

 

 嫁阪選手も寺島選手も初めての体験で「意外と難しい」と苦戦していた。 

 

 竹林は、古都保存法に基づく平城宮跡歴史的風土保存地区にある県有地にあり、地元の住民らの手で整備してきた。高齢化が進み、2019年9月に高橋会長らの呼びかけで同会が設立され、約2万平方メートルの竹林を同会が管理している。高橋会長(66)=大和郡山市=は「竹林の保全は高齢化が進み難しくなってきている。奈良クラブと同じように、この竹林の存在をもっと知ってもらい、今後の保全活動につなげていきたい」と話した。

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