奈良にコクヨ社員寮をリノベしたシェアハウス ジム24時間利用可能、家具完備の84室

奈良市南登美ケ丘に大型のシェアハウスがオープンした。ソーシャルレジデンス「アートスフィア奈良」。建物は、文房具メーカー・コクヨの社員寮をリノベーションした。家具完備のワンルームが84室あり、筋トレができるジムや、仕事や勉強に使えるワークラウンジも完備している。
アートスフィア奈良は、シェアハウス事業などを手掛ける「オークハウス」(東京都、山中武志社長)がオープン。運営・管理も行う。
建物は、鉄筋コンクリート造り地下1階・地上3階建て。11畳前後のワンルームが84室あり、室内にはトイレや洗面台を備える。ベッドや机・イス、照明、エアコン、冷蔵庫、電子レンジなどもある。
室内に浴室はないが、共用フロアに男女別の大浴場やシャワールームがある。炊飯器や調理器具、食器などを備えた共用のキッチンやダイニングスペースもある。洗濯機も複数台設置している。
ジムにはベンチプレスやランニングマシンなどが置いてあり、24時間利用できる。ワークラウンジのほか、個室のワークスペースもある。
入居対象は、会社員や学生、フリーランス、日本で働く外国人、留学生など多様な人たちを想定。賃料は月額4万9千円〜5万4千円(ほかに共益費2万円が必要)で、敷金や礼金はない。共益費には光熱費も含まれる。
建物の中央が中庭になっており、定期的にイベントを開催する予定。オークハウス大阪支店の有馬浩太郎次長は「さまざまな人たちが交流し、刺激的な経験を通して成長できるような施設になれば」と話している。
入居や問い合わせは、同社ホームページ(https://www.oakhouse.jp/)から。


