まちの愛称「高の原」 記念碑完成祝う - 「平城・相楽ニュータウン」50周年記念事業
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奈良市と京都府木津川市、精華町にまたがる「平城・相楽ニュータウン」のまちびらき50周年記念事業で、公募でまちの愛称に決まった「高の原」を記した記念碑の除幕式が19日、奈良市右京1丁目の近鉄高の原駅前の広場であった。関係者ら約30人が参加し、記念碑の完成を祝った。
UR都市機構(当時の日本住宅公団)が2府県にまたがる地域で開発した大規模ニュータウンで、1972(昭和47)年に平城地区で入居を開始した。現在は民間事業者が開発した佐保台地区も含め、約1万8600世帯、約4万2800人(昨年12月末現在)が居住。昨年11月に50周年を迎えた。
50周年事業は同地域の七つの自治連合会と桜が丘自治会、行政などでつくる実行委員会が計画。まちの愛称の公募も行い、1000通以上の応募の中から、駅名でなじみ深い「高の原」に決定した。
記念碑はステンレス製で、銘盤は縦50センチ、横120センチ、台を入れた高さは約120センチ。「高の原」の文字は、地元の書家、佐竹有沙子さんが担当。佐竹さんは「ほどよく栄えていて、緑もあり、地域で子どもを育てるような温かいまち。柔らかいけれど、勢いのある文字でまちのイメージを表現しました」と話していた。
作間泉実行委員長は「まちびらきイベントが終わっても府県を越えてできた絆を大切に、交流を続けていきたい」と話していた。